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vol. 08

夏涼しく、冬暖かい家に

リフォームを検討するとき、利便性はもちろんですが、費用対効果も重要な要素。そこで今回は、前回のトイレに続き、冷暖房の効率が大きく向上する内窓(インプラス)を紹介いたします。

断熱効果が◎

家の中で熱の出入りがもっとも大きい場所は「窓」です。戸建てのデータになりますが、冬場は部屋の温かい空気の58%が窓から逃げ出し、夏場は熱の約70%が窓から入ってくると言われています(写真1)。つまり窓の断熱性能を高めることで、冷暖房効率がグッと高くなるのです。

内窓は、今ある窓の内側にもうひとつ「窓」を設置して、空気の層を作る方法(写真2)。この空気層が壁の役割を果たし、高い断熱効果を生み出します。通常の窓は共用部設備にあたるため、基本的に交換することができません。しかし、内窓は専有部分ですので自由に取り付けることができます。

一例ですが内窓を付けることで年間9,940円ほど冷暖房費を削減できる計算です。条件により多少の変動はありますが、約20%節約していることになります。
※東京都の67.65㎥のマンション、3人暮らしを想定。年間の冷暖房費46,850円(冷房費13,950円、暖房費32,090円)が、居間5窓に複層ガラスを付けた場合、36,910円(冷房費14,890円、暖房費22,020円)となり、年間9,940円の節約。試算条件の詳細は、LIXILホームページ内(http://www.lixil.co.jp/lineup/window/inplus/)内省エネシュミレーションをご覧ください。

防音効果が◎

熱と同じように、窓から家に入ってくるのが「音」です。内窓で空気層を作ることで、この「音」も軽減できます。交通量の多い道路に面しているお部屋、エレベーター前に面しているお部屋など、騒音が気になるご家庭に内窓は効果を発揮します。また、外からの音だけでなく室内から外への音も抑えるため、小さいお子様がいるご家庭、趣味の音楽などを楽しまれるご家庭にもおすすめです(写真3)。

結露にも効果あり

寒い季節になると冷たい外気と室内の気温差で発生する結露。その湿気を吸ってカーテンや窓の下、壁紙にカビが生えてしまうことも…。結露は住まいを傷めるだけでなく、ダニ発生などの原因になりますので根本的な対策が必要です。内窓なら、空気層による断熱効果で結露の発生を抑えることができます。

窓1枚1時間の簡単リフォーム

内窓設置は、既存の窓枠を利用して取り付けるシンプルな工法を採用しています。大きな工事が不要なため、時間もかからず、壁や窓を壊すこともありません。また、短時間で終わるため、工事費用を抑えられるのが特徴です。

他もあります、窓の省エネアイテム。

内窓以外にも窓の省エネ商品があります。例えば、ちょっと変わった形をしているハニカムサーモスクリーン(写真6)。蜂の巣状の空気層をスクリーン内に作ることで断熱するアイデア商品です。また、カーテンレールをボックスで覆うタイプや、カバーを付けてエネルギー効率を上げるタイプの商品(写真7)もありますので、用途や予算に応じてお選びいただければと思います。

内窓は「断熱」「防音」「結露軽減」と複数の効果を持ち合わせており、窓が二重窓になるため防犯としての効果も期待できます。また、見た目が綺麗になった点を喜ばれるお客様もいらっしゃいます。
内窓は様々なメーカーが販売していますが、リクラシーでは、1.豊富な販売実績、2.種類・カラーが豊富、3.コストパフォーマンスの高さからLIXILのインプラスをご案内しております。商品についてご興味のある方はどうぞお気軽にリクラシーまでお問合せください。

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