Column

vol. 04

リフォームも時代で変わる

リフォームも、時代によって変化します。技術的な進歩やエコ、バリアフリーなどのトレンドを受けての設備、さらには間取りも時代によって変わっているってご存知ですか?

キーワードは「コミュニケーション」

この頃のリフォームの間取りで増えているのが、リビングから寝室や子ども部屋など、それぞれの部屋にアクセスできるようにしたものです。
このような間取りは、生活スペースを広くする狙いもありますが、「なるべく家族で顔を合わせられるように」と考えて、という方も多いようです。確かに廊下で各部屋や設備がつながっている間取りの場合、家族と会わずに玄関やお風呂、トイレなどにアクセスが可能ですから。
また、その家族が顔を合わせるリビングを、家の中で最も大切な空間と考え、ベランダ・バルコニー側などの明るく良い位置にするケースが多いのも、今のトレンドのひとつ。
ケータイ、スマートフォンなどで連絡を取り合う家族も増えていますが、なるべくちゃんと顔を合わせること、家族が明るく心地よい空間で過ごしながら、直接コミュニケーションをとることが大切だと思うご家族が増えているのかもしれません。

リフォームの未来

もうひとつリフォームのトレンドとして特徴的なのが、様々な形態(目的)のリフォームが増えていること。リノベーション(※大幅な改修によって、部屋の用途・目的そのものを大きく変えること)でシェアハウスにしたり、リフォームによって資産価値を高めて誰かに貸したり、エコ・省エネ・オール電化も、ひと昔前までは一般的ではありませんでした。住まいに求められるニーズが多様化することで、これまでの「リフォーム」という定義に当てはまらない、新しいリフォームが生まれるようになったと言えるでしょう。そして、これからも人々のニーズから、新しいリフォームが生まれてくるはず。どんなリフォームが出てくるか、楽しみですよね。

最後に、ちょっとだけおまけのお話です。最近なにかと話題の3Dプリンタ。なんと、その3Dプリンタを使って家を建てる試みが始まっているようです。もしかすると3Dプリンタを使ったリフォームだって、当たり前になるのかもしれません。

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